通常であれば、多くの人は怪しげなアドバイスを聞き流すことができます。
ところが、人は判断に迷う状況に身を置くと、考え続けることが億劫になり、差し出された答えに賛同しやすくなってしまうのです。
これは心理学で「混乱法」と呼ばれる心の動きで、自分に知識が不足している場合ほど、専門家からの意見に流されやすくなっていきます。
引用元: 運は操れる(メンタリストDaiGo 著)より
利回りの良い金融商品や投資用不動産を探しているとき、素人である客は銀行や証券会社、あるいは不動産会社の営業マンに相談する。
なぜならば営業マンはその道のプロだから、きっと良いアドバイスをしてくれるはずだと客の側が勝手に思い込んでいるから。
しかし実際の営業マンは自分の営業成績のことしか考えていない。
だから何とかしてこの客(カモ)を逃さないように、色々なセールストークを駆使して買わせようとしてくる。
定年を迎え退職金を受け取ったあと、取引銀行から電話がかかってきて、高利回りだという金融商品を薦められ契約したけれど、実際は手数料ばかりが高い金融商品の回転売買をさせられて結局は大損してしまったという話もある。
良く考えてみれば赤の他人がわざわざ自分のために、儲け話をもちかけることなんて絶対にない。
もし金融商品や不動産などで儲けたいのなら自分でその分野について勉強するか、利害関係がない第三者に相談することが大切。
ネギを背負ってノコノコと銀行や証券会社、不動産屋へ相談に行ってはいけない。
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