4月22日のNYダウは981ドル安(2.82%)となってしまいました。
その一番の原因とされているのは、みなさんご存知の通りFRBによる政策金利の引き上げが確実視されているから。
現在の米国10年債利回りは2.9%。
今後もさらに金利上昇が期待できるのなら、損するかもしれない株式投資より償還期間まで保有していれば確実に高い金利がもらえる債券のほうへ資金がシフトするのは当然といえるでしょう。
そのため22日の米国株式市場はほぼすべての銘柄が下がりました。
特に下落幅が大きかったのが、アマゾン、アルファベット、アップルなどのハイテク銘柄やAT&Tやベライゾンなどの通信株。
僕が保有しているAT&Tは先日の決算発表で売上高、調整後EPSが市場予測を上回り、さらにワーナーメディア事業をスピンオフしたことによって経営効率化を進めているにも関わらず、3.4%の下落でした。
「どんな好材料があったとしても、売られる時は売られるのが株式相場」
この冷徹さを改めて見せつけられました。
実は22日の日は、なんとなく嫌な予感がしていたので利益が出ているハイテク株ETFのQQQと全米株式ETFのVTIに売り注文を出していました。
QQQは成行き注文だったので売却できましたが、VTIは欲をかいて指値注文だったので売却できず。
VTIは昨年の株式市場が好調だった年末ぐらいから、月々1株の積立で買っていたので今後の長期金利の上昇によって含み損になってしまう公算大です。(いまはVTI積立は停止中)
しかし幸か不幸か、僕は含み損に対して不感症になってしまっているので、もちろん損切りはせず、じっと持ち続けるつもりではあります。
今後もFRBは金利を上げ続けるのでしょうから、さらに株式市場にとって冬の時期が続くことが予想されます。
けれどもこれは、いままで高くて手が出せなかった高PERのハイテク株を仕込む絶好の機会が近づいている、とも思います。
ですので、さらなる金利上昇により株式市場に暴落局面が来たら、ハイテク銘柄ETFのQQQや全米株式ETFのVTIやアップルやアマゾン、アルファベットなどの個別銘柄を買い向かうつもりです。