みなさん、こんにちわ。
先週の木曜日から私用で出かけていて、ちょっとひさしぶりのブログ更新となりました。
今週もどうぞよろしくお願いします。
さて8月4日に発表された米国雇用統計は非農業部門雇用者数は予想を下回る18万7千人となりました。
同時に発表された平均時給は前年比で+4.4%となり、この日は強弱入り混じった経済指標発表となりました。
ただしこの経済発表後からドルは主要10通貨に対して全面安となり、また米国株式相場も大引けにかけて売られて続落で終わりました。
この間のフィッチの米国債格下げから株式、為替とも好調だった動きから不穏な動きに転じた感があるように思います。
夏は市場全体が低調になりやすいアノマリーがあるので、例年どおりの動きになり始めたということもあるのでしょうけども。
先週のドル円はさきほど書いたように雇用統計発表後から売られ、ほぼ安値で引けました。
この日足チャートを見てわかるように145円を付けにいくかと思いきや、失速。
そのため今週のはじめは下値の模索となりそうです。
まず最初のターゲットは、重要な水平線(緑色のライン)である140.730円付近。
ここは20SMA(薄ピンクの線)も合致するので、ここで売り買いの攻防が起きそうです。
このあたりでレンジをつけるのか、それともここを割れて75SMA(紫線)まで落ちるのか?
チャート形状的にはまだ上昇トレンドなので、75SMAまで下落したとしてもすぐ下に安値を結ぶトレンドライン(灰色線)があり、こういうところはショート勢が利確するポイントでもあるので、いったんはこのあたりで止まり、レンジになるか、もう一度上を目指す動きになるか、そのどちらかになりそうです。
もしここを割ってしまえば、また週足ミドル(グレーのカクカク線)での攻防となってしまいます。
先月の日銀会見後から日本の長期金利が0.6%以上つけているので、その影響なのかドル円は上値が重くなっている感があります。
6月のように「下げたら買い!」という手法が通用する相場なら予想がつきやすくやりやすいのですが、7月以降はそういう手法が通用しなくなり難しい相場が続いています。
それに夏休みのシーズンなので、それがさらに状況をややこしくしそうです。