関東逆境中年投資部

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【銘柄研究】ギフト(9279)について

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今回の銘柄研究は2018年に東証マザーズに上場したギフト(9279)についてです。

ギフトは主に横浜家系ラーメンの「町田商店」をチェーン展開している会社です。

家系ラーメンとはゲンコツ(豚の大腿骨)と鶏ガラで作ったスープに、中太麺、チャーシュー、ほうれん草、海苔がトッピングされているラーメンですね(*´▽`*)

チェーン店なのでお店でスープを作るのではなく、セントラルキッチンで作ったスープを使用しています。

そのためスープを作る際に出る独特の「ニオイ」がさほど出ないので、ニオイを敬遠される場所にも出店しやすいというメリットがあります。

僕の家の近所にもチェーン型の家系ラーメンのお店があり、休日になると無性に食べたくなり通っています。

ただでさえメタボ体形(ぽっちゃり系♡)なのに、家系ラーメンを食べる時は麺大盛、スープ濃いめ、ライス有りで注文してしまう、、、。( ;∀;)

ホント、家系ラーメンって中毒性の高い食べ物ですよねw

なのでギフトは僕のような中毒患者がたくさんいるので、これからも売り上げが伸びるのではないかと考えております。

今回の記事を読むことによって、

  • ギフトの良いところは?
  • ギフトの業績は?
  • ギフトの不安なところは?

について知ることができます。

それでは参りましょう!

※今回の記事はあくまでも僕の考えをアウトプットしているだけで、銘柄推奨や買い煽りをしているものではありません。投資をする際には自己責任でお願いします。

 

 ギフトの良いところは?

ギフトはさきほど書いたように主に横浜家系ラーメンのチェーン店を展開している会社ですが、そのほかに自社で培ったノウハウを提供して独立開業希望者へラーメン店開業をサポートする「プロデュース事業」もしています。

これはいわゆるフランチャイルズ事業との大きな違いは、

  • 加盟金ゼロ
  • ロイヤリティリィゼロ

だということ。

そのかわりプロデュースされたお店はギフトの自社工場で作ったプライベートブランドの食材(麺、スープなど)を利用するのが条件となっております。

屋号も自分の好きな名前でOK。 

ガチのFC展開を進めるよりも会社の利益は減るかもですが、自社で作った食材を使ってもらうことによってギフトへ利益が継続的に入るし、お店側も売上の数%を毎月支払わずにすむので双方にメリットがありますね。

コンビニなどのFCと違ってお互いに末永く商売をしましょうという感じが出てて好感が持てます(*´▽`*) 

 

また従業員を大切にする社風なのも良いところだと思います。

具体的には、

  • 短時間正社員制度(非正規社員から正社員へ)
  • アルバイトの給料は前払いもOK
  • 有給休暇5日連続取得OK、しかも同時に支援金20,000円支給

と、このような制度がある会社です。

特に一番下の制度は大切な人と充実した休暇がとれるようにとの配慮だそうです。

有給休暇5日連続取得+2万円支給という神制度!

う、うらやましい、、、(*´Д`)

 

株主にとって良いところは、配当が出ることと株主優待があることでしょうか。 

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個人的にはまだまだ会社の成長のためにお金を使わなければいけない時期だと思うので、株主への配当金の支払いはしなくても良いのになという気もします。

優待は1000円以上のメニューにも使えるとのことで、これは素直にうれしいですね(*´Д`)

ギフトの業績は?

 ギフトの業績は6月に発表された第2四半期決算の数字を見てみると、

  • 売上高:43億3千3百万(前年同期比:29.3%増)
  • 営業利益:5億4千9百万(前年同期比:27.1%増)
  • 経常利益:5億5千5百万(前年同期比:28.0%増)
  • 純利益:3億5千4百万(前年同期比:9.7%増)
  • 営業キャッシュフローマージン:11.7%(前年同期比:1%減)
  • 粗利益:30憶3千5百万(前年同期比:31.9%増)

と急成長中です。

この数字になった要因を四半期決算書では、

  • QSCA(クオリティー、サービス、クリンネス、アトモスフィア)向上の取り組み
  • アプリでポイント3倍デーをプッシュ通知を実施して積極的な販促を展開
  •  2019年4月に値上げを実施して客単価向上

のためとしています。

※アトモスフィアとはお店や従業員の雰囲気のことです。

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売上高 四半期決算推移 

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国内 直営既存店 対前年同月比売上高推移

対前年同月比の売上高も前年を上回り順調のようです。

 

国内、海外へ積極的に出店!

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直営店の新規出店店舗

2018年10月から2019年4月までに16店舗の直営店を出店しました。

上のスクショを見ても分かるように中部地方、関西地方へ出店し始めています。

また関東地方へは今までの家系ラーメンではなく、いわゆる二郎系ラーメンのお店を出しています。 

直営店とプロデュース店の合計が2019年4月で435店舗となりました。 

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店舗の状況

 

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海外事業 米国NYへ2店舗目を出店

海外へは「 E.A.K(家系)RAMEN」というブランド名でNYへ2店舗目を出店するそうです。

 

ギフトの不安なところは?

僕が思うギフトの不安なところは上であげた積極的な店舗展開の件です。

ちょっと前に炎上した回転寿司チェーンでの従業員の不適切な行動があったように出店数が増えるということは、どうしても従業員の管理が甘くなってしまうのではないかという不安があります。

客商売はちょっとした気のゆるみからあっという間に客足が途絶えることがあるので、これが一番怖いところです。

一時期あれほど一世風靡した、いきなりステーキのペッパーフードサービスも現在は苦戦中です。

いきなりステーキも出店攻勢をかけてから逆に苦戦するようになってしまいました。

まあステーキとラーメンでは品目が違うので比べるのもどうかとは思いますが、要はいかにお客さんに継続して来店してもらえるかが勝負になると思います。

まとめ

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ギフトの長期的なビジョンは国内1000店舗、海外1000店舗と壮大なビジョンを掲げています。

もしこれが本当に実現したら、株価はいったいいくらになるのでしょうか?w

この壮大なビジョンを達成するために、

  • 直営店で培ったノウハウを提供するプロデュース事業の推進
  • 積極的な出店攻勢
  • 従業員定着率アップ、会社に対する忠誠心向上のための従業員への処遇の改善
  • 従来型の駅近店舗+ロードサイト店(ファミリー層をターゲット)の両方に出店
  • 商品開発センター設置
  • 製麺工場増設

という重要施策を掲げていて、なかなか戦略的な経営をしている会社だなと感じました。

長くなるので割愛しましたが株価チャート的には少々高い位置にあるので、ちょっと手を出しづらい感じですが、何か市場全体で暴落局面があればそれにつられて下げることもあると思うのでそこで押し目買いするかどうか判断したいと思っています。

 

今回もここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

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