9月4日に発表された日経平均株価の定期入れ替えで、今年の新規採用銘柄はエムスリー(2413)に決定しました。
エムスリーという会社は知らなかったので調べてみると、その事業内容はインターネットを活用した医療関連サービスを提供する会社であるとのこと。
その具体的な事業内容は医者向けの医療ニュースの提供、医療コラム、医者限定で意見交換や交流できる掲示板、医者限定のQ&Aなどのコンテンツを提供している「m3.com」というサイトの運営と治験事業、製薬会社向けのマーケティング支援や医者・薬剤師の転職支援などです。
肝心の営業成績はというと、最新決算の2019年度の第1四半期決算では、売上高、営業利益、税引き前利益、純利益とも2ケタの伸びになっていて順調な営業成績になっています。
エムスリーがリリースした決算説明資料によると、医療従事者向けのプラットフォーム「m3.com」の伸びしろはまだ3~4倍はあると見込んでいるようです。
また海外へも進出していて、とくに中国などのアジア地域の伸びが良いとのこと。
そのほかエムスリーの詳しい情報が知りたい方のために、会社HPのリンクを載せておきます。
今回の日経平均株価採用のニュースにより、エムスリーの株価は急上昇しています。
発表前の2,250円近辺から発表後は一時2,500円まで株価が跳ね上がりました。
この急上昇は指数連動型ファンドの組み入れを想定したもの。
このような実需の買いが確実に入ってくるのだから当然株価は上がりますね。
発表前までにこの会社の株を仕込んでいたエムスリーホルダーの皆様、おめでとうございます!(*'▽')
ここからまだ保有するのか、いったんここで利確するのかがちょっと悩みどころかもしれません。
僕だったらいったん利確するかな~。
そして今回のニュースで空いた窓を埋る動きがあったらならば、また買うと思います。
長期チャートを見ると2650円ぐらいが上場来高値になっているので、そこを超えるようなことがあれば、そこからは売り物がない真空状態になっているので株価の上昇がさらに加速しそうです。
さすが新たに日経平均株価へ採用されるだけあって、なかなか面白そうな会社ですね。
一方の採用銘柄から外れてしまった東京ドーム(9681)は、やはり売られてしまいました。
先月、8月29日に業績予想の上方修正を発表したにも関わらずです。
やはり日経採用銘柄除外のニュースのほうに投資家の関心が向いてしまったようです。
逆に言えば買い場の到来なのかもしれません。
しかしながら東京ドームはコンサート会場やイベント会場としての収入があり、不動産事業なども行っているので、完全に野球場の運営だけという会社ではありませんが、時代の流れというものを考えると、野球場の運営って昭和時代の遺物って感じがして、これからの時代の株式投資の対象銘柄になるのかといえば、残念ながら投資対象にはならないかなと僕は思います。
今回の日経平均新規採用候補として騒がれていたZOZO、カカクコムもネット企業。
産業革命の次は情報革命だという意見を耳にしたことがありますが、日経平均採用銘柄もその時代の流れを受けて情報産業の会社やネット企業の会社がますます多くなっていくのでしょうね。