概念上のランダムは、バランスよく散らばるイメージがあるんだろうけど、ミクロで見れば、かなり偏る。
現実のランダムは残酷なもの。
誰もがイメージしやすい行儀のいいランダムとは違ってバランスを取ってくれない。
引用元: 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学(cis 著)より
「現実のランダムは残酷なもの」
この文章を読んで僕の頭の中に真っ先に浮かんだのは、パチンコで大負けした時のことだった。
大当たり確率319分の1のパチンコ台であるはずなのに、500回転、600回転、挙句には800回転以上回しても大当たりを引けない。
なのに隣の席に座った人は僕と同じ台であるはずなのに、打ち始めてすぐに大当たりを引き当てる。
「隣に座った奴、もう当てたか、、、。でも落ち着け。俺も300回転回しているんだから、そろそろ当たるだろう、、、。」
~1時間経過~
「大当たり確率の3倍まで回してるんだ!もういい加減、当たるだろ?頼むから当たってくれ!」
しかしその願いはついに届かず、貴重なはずの時間とお金をドブに捨てて後悔しながら家路につく。
こんなバカなことを何度繰り返してきただろう。
著者のcis氏はこれと同じようなことを麻雀で例えていた。
知略と勘で勝負する麻雀でも、たとえ自分が待ちの広いリーチで待っていても、それとは逆に一牌しか待ちが無いはずの相手のほうが先にツモってしまって、負けてしまうことがあると。
これと全く同じで、相場は人知の及ばない動きをするもの。
だから下手に相場を当てようとしないで、上がっている株を買い、下がっている株を売れとcis氏は主張している。