みなさん、こんにちわ。
今週は投資家にとって非常に話題の多かった一週間となりました。
列挙してみると、
- S&P500とナスダック総合が6週連続のマイナス。S&P500は2012年秋以来、ナスダックは11年春以来の最長の下げ。
- 米CPIの伸び率がわずかながらに鈍化。これによってインフレのピークが過ぎた?という見方も出始める。
- 任天堂、減益発表するものの1対10株の株式分割を発表して株価持ち直す。
- トヨタが来期の営業利益予想を約20%の減益と発表。
- オリックス、24年3月までで株主優待廃止を発表。
- ソフトバンクグループ、当期損失が1兆7,000億円を発表するものの悪材料出尽くしで株価12%高。
- 米国株式下落で厚切りジェイソン氏、ツイート全消し。
この中で特に印象に残ったトピックを2点ほど。
まずはオリックスの優待廃止です。
オリックスは確か2ヶ月ぐらい前の偉いさんのお話では「個人投資家の皆様に末永く弊社の株式を保有していただくため、他社は優待を廃止してもウチは続けていきます^^」なんておっしゃっていたような(笑)
利益配分を公平にする観点から優待を廃止するかわりに配当で投資家へ利益還元いたします、ということがその理由。
この理由は真っ当な理由だと思うし、僕自身も優待なくす代わりに配当が増えたほうが良いとは思うのですが、「だったらなぜ2ヶ月前の発言をした?」って思ってしまいます。
経営陣など社内のトップ層のなかで情報伝達と言うか意思疎通がちゃんと出来ていないのでは?などと、ちょっと心配になってしまいますね。
とはいうものの今期の決算では連結営業利益は前期比16%増。
そして配当は7円60銭の増配と自社株買いを発表。
優待廃止による株価下落を見越したソツのない立ち回りでした。
僕は優待廃止の下落で2,000円割れがあるかもと思い、1990円でスケベ買い注文出してましたが、やっぱり買えませんでした。
しかし今後、米国の株価下落に引っ張られて、2,000円割れすることがあれば買い増しを検討したい銘柄です。
もう一つが最近の米国株式市場下落で厚切りジェイソン氏炎上です。
米国株式市場はFRBによるインフレ抑制政策と金融緩和縮小(QT)が続く限り、反発局面もあるでしょうが当分は以前のような勢いは無いでしょうね。
僕自身も米国個別株と投資信託の含み益がゴリゴリ削られていて辛い日々を送っております。
おそらく最近の米国株ブームが本格的に始まってから米国株式投資を始めた人たちも、相当な痛手を負っているのではないかと思います。
そのあおりを厚切りジェイソン氏も食らってしまったようで。
米国株インフルエンサー的な扱いだった厚切りジェイソン氏が、ツイートを全消しする事態になってしまいました。
この原因としてこの記事では最近の米国株式の下落により、ジェイソン氏への非難が殺到しているからではないか、とのことです。
もしそうだとしたら、非常に悲しいことですよね。
この人の対談動画をYou Tubeで見たことがありますが、その時の話では「日々節約して、仕事がんばって、貯めたお金をなるべく多くVTIに積み立て投資しろ」と言っているだけでした。
それだけなのに、なぜ損したからといってジェイソン氏を非難するのかが良くわかりません。
今のように株価が下がってきた時こそ、厚切りジェイソン氏が言っているVTIのようなコストのかからない優良なETFに長期積立投資を始める絶好のチャンスだと思うのですが、、、。
こうやって自分の失敗を他人のせいにしている間に、またチャンスを逃しているわけです。
まさにジェイソン氏にとって、「Why,Japanese people~~!!」な出来事でしょうね。
この本の著者も株価暴落でジェイソン氏と同じように非難されましたが、最後は成功しています。
株価が下がると同じような事が毎回起こるっていうのも、行動心理学的な観点でみると興味深いことですね。