みなさん、こんにちわ。
先週金曜日は日銀金融政策発表により、TYO時間のドル円相場は乱高下となりましたが、NY時間からは株式相場でいうところの「材料出尽くし」ということなのか、同じ日に発表された米国指標の数字がイマイチの結果でも米ドルが買われました。
この理由はこれまで危惧されていた米国経済のリセッション懸念が、インフレは鈍化しつつも雇用は好調という各指標発表により、少なくとも2023年中は理想的な米国経済で終わる可能性が出てきたということで、米ドル株式ともに買われているのだと思います。
それではドル円の環境認識に移ります。
日足チャートを見ていきましょう。
先々週につけた7月14日のローソク足(赤丸のところ)がきっちりと週足ミドル(グレーのカクカク線)で止まっています。
ここから各種SMAに支えられて6月30日につけた直近最高値である145円の半値まで戻って今週は終わりました。
日銀金融政策発表の警戒感から先週のはじめは調整局面だったドルでしたが、長い下ヒゲをつけた大陽線が立っており、20SMAも上抜けているので今週のはじめはふたたび145円を試す展開になりそうです。
直近の上値の目標は141.910円。
ここを力強く上抜けると145円を目指すのみ!という展開になりますね。
ただ日銀や財務省は急激な相場の変動は望んでいないということと、さらには145円の円安は好ましくないとの政界からの声もあるそうなので、財務省の口先介入や実弾投入の警戒感もあり、また夏休みもからんできますので方向感のないレンジ相場になる可能性もありそうです。
どちらにせよトレーダーは動く方向に乗っていくのみですね。