関東逆境中年投資部

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東証株価指数(TOPIX)とは?どんなものなのか疑問に思ったので調べてみた【投資用語集】

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TOPIXのイメージ写真

「日経平均株価ってなに?」って聞かれたら、

「日経225採用銘柄が株式市場でつけた平均株価のことだ」

と、株式投資をやっている人ならばすぐに答えられると思います。

でも、TOPIXってなに?って聞かれると、

「あれ?なんだったっけ?」

と答えに詰まったりしませんか?

(そもそも「TOPIXってなに?」なんて聞かれねーよ!というツッコみは無しでお願いしますw) 

そこで今回の記事では、

  1. TOPIXはなにを基にして計算されているの?
  2. 日経平均株価とTOPIXの違いってなに?
  3. TOPIX自体に投資をすることはできるの?

この3つについて疑問に思ったことの答えをアウトプットした記事になります。

最後までお付き合いくださるとうれしいです。

それでは参りましょう!

 

 TOPIXはなにを基にして計算されているの?

TOPIXという用語は「Tokyo Stock Price Index」の略語で、東証一部に上場しているすべての銘柄の時価総額を基にした株価指数のことです。

 

【株価指数とはなに?】

  • 株価指数とは、とある日を基準点として決めておき、その基準点から今日の株価を比較して現在は基準点からいくらの株価水準になっているのかを知るための指標です。

 

TOPIXは1968年1月4日を基準点としており、基準点を100ポイントとして計算されています。

 

1968年だと今から51年前になりますね、、、。

2019年6月13日のTOPIX指数は1,541.50なので、51年前よりも東証一部のすべての銘柄の時価総額が約15倍になっているということです。

 

ちなみにTOPIXの史上最高値は1989年の年末につけた2884.80です。

 

あれ?30年前と比べて今の東証一部の時価総額って下がっとるやん、、、(◎_◎;)

 

日経平均株価とTOPIXの違いってなに?


日経平均株価は225銘柄が対象となっていて、TOPIXは東証一部に上場している全銘柄が対象になっています。

現在、東証一部上場銘柄数は2,142社となっています。(2019年6月12日現在) 

日経平均株価とTOPIXの違いは、

【日経平均株価】

  • 日本経済新聞社が東証一部上場銘柄の中から225社を選別したものを
  • 225社全体の株価の平均株価で算出されている(225社全部の株価を足して225で割るという単純な平均値ではないですが長くなるので省略しますね)
  • 株価が高い銘柄の割合が大きい

【TOPIX】

  • 東証一部上場銘柄すべてが対象
  • 東証一部上場銘柄すべての時価総額の合計を基に算出されている
  • 時価総額が高い銘柄の割合が大きい

下の表は日経平均株価とTOPIXを構成している銘柄の違いを表した図になります。

 

f:id:cyu-nen:20190325173618p:plain

 この表を見ると日経平均株価は10%近くもファーストリテイリングが占めていますが、TOPIXは構成比が1位のトヨタ自動車でも3.2%の構成になっています。  

 

日銀もTOPIXを買っている

 日本銀行(日銀)は現在、前年比2%の経済成長を目指すため金融緩和策を実行中です。

その一環として国債の買い入れとともにETFの購入をしています。

さらに2016年9月21日に日銀の金融政策決定会合の決定でTOPIX連動型のETFの買い入れ率を増加させました。

約6兆円のETF買い入れの予算の中で、現在は2.7兆円の買い入れを行っています。

これは日経平均連動のETFだと225銘柄の構成銘柄なので、その中でも特に構成比が高いファーストリテイリングの保有率が高くなってしまうため、それを避けるために2000銘柄以上分散されているTOPIX連動型のETFに資金を入れるようにしたことが理由のひとつです。

TOPIX自体に投資することはできるの?

TOPIXは東証一部に上場している一流企業が一つにまとめられているので、TOPIX自体へ投資をしたくなったりはしませんか?

そんなあなたに朗報です。

最近は信託報酬が安い投資信託でTOPIXへ100円から投資ができる時代となりました。

下の「ザイ・オンライン」様のホームページにて、様々なTOPIX連動型投資信託が紹介されています。

diamond.jp

 

と、ここまでのTOPIX連動型投資信託をおススメするかのような話の流れを、いきなりぶった切るようで恐縮ですが日本の株式市場に投資している投資信託を買うことは、僕としてはあまりおススメできません。

なぜかというと日本の株式市場って、この記事の上のほうでもチラッと書きましたがいまだに30年前の高値を超えられず、上へ行ったり下へ行ったりの繰り返しだからです。

だから買った時期が悪いとずっと含み損を抱えたまま、30年も持ち続けることになってしまう可能性も、、、。

 

いまの日本の株式市場で投資をするとなると、リスクが高いのを覚悟したうえで値動きの良い会社の株を買って値上がりをしたらすぐに売る、といったギャンブル的な要素が強い投資をするか、高い配当利回りの会社の株をずっと保有し続けて配当金収入をもらう投資戦略しかないのかな~と僕は思います。 

 

そういう投資ではなくて、いま絶賛炎上中(笑)の年金があてにならないのでコツコツと投資信託へ投資をして自分自身で将来のための資産を作りたい!とお考えの方は、米国に投資をしている投資信託を買ったほうがずっと良い結果になると思います。

あくまでも僕の考えは、ですけどもね。

興味のある方は下の記事で米国株に投資をしている投資信託のことや積立NISAなどのことについて書いている記事がありますので、もしよろしければ読んでみてくださいね。

 

www.cyu-nen.work

 

 

www.cyu-nen.work

 

 

www.cyu-nen.work

 

ちなみに管理人のちゅ~ねんはSBI証券で日米の株式や投資信託を買っています。

 

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

 TOPIXについてのまとめ

TOPIXについて書いていたのですが、途中で脱線してしまって失礼しましたw

気を取り直してTOPIXのことに話を戻しますと、TOPIXは日経平均株価とともに日本の株式市場の全体の流れを見る指標として重要な役割を担っています。

日経平均株価とTOPIXの違いは、

TOPIXは東証一部上場銘柄の時価総額の合計で計算されているので、日経平均株価と違って一部の値嵩株の動きに簡単に動かされることがないということです。

そのためTOPIXは過去と比べて株式市場全体へ投資資金が入っているのか、それとは逆に出ていってしまっているのか、日経平均株価よりもより正確な判断ができる株式指標となります。

 

 

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