株価が30%上昇したタイミングで売却することを繰り返した場合、6回で資産は4倍になります。
一方、保有期間は長くなっても株価5倍まで粘れたら、2回繰り返しただけで資産は25倍になるのです。
資産の爆発的加速をもたらしてくれるのは、頻繁な売買ではなく、株価が上がりきるまで時まで我慢することです。
引用元: 給料は当然もらって株で10万を1年で月収20万に!(坂本彰 著)より
サラリーマンをしつつ、株式投資で億り人になった坂本彰氏の著書より引用。
株式投資をやっていると必ず直面するテーマである「利食い」のお話。
僕もあまりにも早く利益確定しすぎて後悔した記事を以前に書いたことがあるが、利食いってホント難しい。
この引用文を読むと「うん、その通りだ。資産を増やすためには、短期売買などせずに株価が上がりきるまで我慢すべきだ」などと思ったりする。
しかし、リアルの相場で実際に自分の持ち株の含み益がグングン伸びていくと、「この利益を絶対に失いたくない!」という思いが生じる。
そうなってしまうと気持ちがソワソワしてきて、ことあるごとに証券会社のアプリを開いて仕事中でも株価チェックをするようになる。
そして、たいがいは我慢できずに利益を十分に伸ばしきる前に利食ってしまうのだ。
なぜ利益を伸ばしきる前に利食ってしまうのか考えてみた。
僕が経験した事例の場合だと「自分の身近な企業の株ではなかったから」という結論が出た。
その企業の売上や利益などは決算書を見れば分かる。
しかし、その決算書の内容は2~3か月前の会社の状態を表すものにすぎない。
今現在のリアルタイムの業績は内部の人間にしか分からない。
そのため今後もこの企業の成長が続くのかどうか、実際のところは闇の中なのだ。
だから株価が暴落したら慌てて損切りしたくなるし、含み益がある程度のところまでいったら利食いしたくなる。
中長期投資をする場合は、「その企業の優位性を自分で簡単に確認できる企業へ投資する」
すごく当たり前の結論になってしまったが、これを心掛けたい。