一生懸命勉強し、研究し、吟味し尽くした銘柄に投資したとき、「間違うことは当然、誰にでもある」ということを冷静に受け止められるでしょうか?
株式投資に限らず、世の中のことはすべて、予想し尽くすことなどできません。
わからないことだらけのなかで、リスクのあるところにお金を投入するのですから、ある種の「あきらめ」を最初に持っておくべきだというのが私の考えです。
引用元:ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること(苦瓜達郎 著)
2016年~2017年の1年間でファンド運用実績、年44.3%プラスという結果を叩き出したファンドマネージャー、苦瓜達郎氏の本より引用。
今回引用した文章の中に出てくる「あきらめ」という単語を、もっとカッコよく言い直すとしたら「覚悟」という単語が適切だろうか。
たしかに相場のことすべてを予想し尽くすことは不可能。
であるならば、相場の動きをすべて正しく予想しようなどと考えることはムダな努力だ、ということになる。
たとえば買いポジションを持った銘柄が期待通り上がらず、すぐに損切りになった。
でもそれは仕方がないこと。
ただ、それだけ。
そう納得することができる、ある種の「あきらめ」あるいは「覚悟」を持つこと。
今回引用したお言葉は、最近損切りばかりで凹んでいる僕に力を与えてくれる。