今月、決算で非常に良い決算数字を出しているにもかかわらず、売られてしまった可哀そうな銘柄があったので、その銘柄についての記事を書きたいと思います。
その銘柄とは家系ラーメンチェーンを主な事業としているギフト(9279)です。
この銘柄は以前にも紹介記事を書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。
さて、9月13日にギフトが第3四半期決算発表をしたのですが、売上高、営業利益、経常利益とも、ほぼ30%の増加(赤枠の部分)でした。
SBI証券のホームページには経常利益の進捗率も掲載されていますが、3Qの時点での進捗率は92.3%です。
これを見て分かる通り3Q終了時点で92%の進捗率となると、なにか致命的な事件(従業員の不祥事や食中毒など)が無い限り、最終決算では営業利益、経常利益、純利益ともに上方修正する可能性が非常に高いのではないかと思います。
にもかかわらず、13日の決算発表日時点での終値5,200円から翌営業日の9月17日は435円安の4,765円(▲8.3%安)でその日の取引を終えました。
仮に5200円で100株保有していたとしたら、たった1営業日で43,500円の含み損という事態に!(>_<)
「決算は良かったはずなのに一体どうしちゃったの!?」とホルダーではない僕も大変驚きました。
いろいろ調べてみたところ、どうやら会社側から今回の決算発表で上方修正の発表が無かったので失望売りが出たのではないか?との情報がありました。
またギフトは今後の成長が見込まれている典型的なグロース株なので、アナリストの業績予想は強気です^^;
会社側の予想経常利益は870百万ですが、アナリストは1,010百万円の予想をしており会社予想より16%以上の数字を求めています。
なので成長が鈍っているのではないかという疑念が生じただけで叩き売られてしまう運命の銘柄ということなのでしょう。
PERも約48倍と割高ですしね。
しかし今回の下落はまだ保有していない投資家からしてみたらチャンス到来なのかもしれません。
というのもギフトは国内直営店が56店舗(2019年9月時点)とまだまだ出店余地もあるので、このまま成長が続く可能性のほうが強いと思います。
マザーズに上場してからは株式分割もしていませんし、気が早いかもしれませんが東証一部上場といった株価にとってプラスのイベントが残っており、まだまだ上値余地のほうが高いと感じます。
今回の下落で僕もこの銘柄を買いたかったのですが、資金不足になってしまっていて手が出せずに悔しい思いをしました。
なんとか保有株の一部を売って資金を作り、この銘柄を安いところで買ってやろうと画策中です。
※あくまでも個人的な意見を書いているだけで買い推奨しているものではありません。投資に際しては自己責任でお願いします。