割高な資産よりも割安な資産をつねに多く買うためには、他の投資家よりもすぐれた洞察力が必要なのだ。
どんなときでも、素晴らしい掘り出し物の多くは、他の投資家が気づいていない、あるいは今後も気づくことのないところで見つかる。
ほかの者には「市場には勝てない」と思い込ませておけばよい。
冒険しようと思わない者がいるからこそ、冒険する者にはチャンスが生まれるのだ。
引用元: 投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス 著)より
「冒険しようと思わない者がいるからこそ、冒険する者にはチャンスが生まれるのだ」
この文章を読んで、根っからの短絡的思考が特徴の僕は胸が熱くなるのを感じた。
「そうだ!人生は冒険だ!挑戦しない人生なんて価値が無い!」
なんていうふうに。
しかしその一方で四十を過ぎ、そんな青臭い熱い気持ちだけで行動しても駄目だということに気づいた冷めた自分もいる。
こんなふうに客観的に自分自身の事を見られるようになった僕は、ちょっとは大人になったということなのだろうか。
いや大人になったというよりも、ただ単に歳を取ったというだけか。
だってハワード・マークス氏が言う通り、すぐれた洞察力を発揮しリスクとリターンのバランスをうまく見極め、チャンスとあらば冒険を厭わない有能な中年男になっていれば株式投資でとっくに大成功できてると思うのだが、実際はというと、、、。
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